仏様のお下がりと、皆様からの支援物資を発送させて頂きました。
多くの人が聞いたことはある四国巡礼。弘法大師様所縁の八十八カ所を巡る修行の旅でございます。古より多くの方が様々な想いを携えてお参りを続けてこられました。しかしながらその旅は容易ではなく、体力も資金もご縁も無ければ行う事は出来ません。そんな様々な理由でお参りしたくても出来ない方々にもそのご縁が頂ける様にと、始められたのがこのお砂踏みのお参りでございます。八十八ヶ寺それぞれの仏様の御影をお祀りし、その地のお砂を踏みながら、同じ様に巡礼して参ります。昔から命がけで行われてきたお遍路巡礼。その大切な心は仏様に相対する私達自身が、・手を合わせこの身で仏を現わし・ご真言を唱え口で仏を現わし・心に仏を迎え入れ仏と一体となる 事でございます。そうして巡礼したその先に、見えてくるものがございます。
【百花春至って誰が為にか開く】
春の花々は、思惑をもって誰彼の為に咲くのではなく、唯々無心に咲く事によって自他を生かし心地よい春を現わす。
4月8日はお釈迦様のお生まれになった日です。当山では毎年4月13日の月並法要に合わせ、そのご遺徳を尊び灌仏会を勤めております。「天上天下唯我独尊」で謂われる、【命の在り様】を改めて見つめる事が大切でございます。
本年もお彼岸らしい心地よい気候の中、懇ろに春彼岸供養会を厳修致しました。皆様もこのお彼岸の期間、様々なお蔭を感じ精進頂いた事と思います。こうしたご供養が、やらなきゃいけないから行うのではなく、大切な人の誕生日を祝うが如く、長寿を祝うが如く『変わらず大切だから』行うご供養であって欲しいものでございます。このお彼岸の時期ならず、日頃からご縁のお蔭と共に精進して参りましょう。
旧暦の2月15日に涅槃に入られたお釈迦様の遺徳を偲び、月並法要に合わせ涅槃会を厳修致しました。 当寺院の涅槃図は『釈迦金棺出現図』という大変珍しい涅槃図で、お釈迦様が涅槃に入られた後、一度だけ復活して法を説いたという一説の場面が描かれています。お釈迦様の慈しみが広く人々に染み渡り、生きる支えとなります様祈念するばかりでございます。
お寺の境内にある梅木の第一号の花が咲きました。他にも牡丹や花桃の木の花も続々と春を現わして参ります。それぞれが当たり前に勤めた、その先に私達の感じる春が現れます。自分自身も当たり前に勤め、春を現わして参りたいものでございます。 合掌
2月15日~3月13日迄 国宝(京都国立博物館収蔵)模描 釈迦金棺出現図(大涅槃図)をお祀りしております。どうぞご自由にご参拝くださいませ。
先日の節分会に奉納頂いたお菓子の一部を、子ども食堂や養護施設・支援施設等の4施設へ送らせて頂きました。